紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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 <紀伊半島の巨木を訪ねる>

 三重県尾鷲市三木里町 三木里神社の大スギ

 尾鷲市から県道311号線を走り、九鬼、三木浦を通って賀田湾の奥に位置する三木里に着く。県道からJR紀勢線三木里駅の手前の小高い山の上に、鳥居と大スギが望見できる。かなり大きな樹だと思い、車を降りて神社に向かうが、登り口が分からず、土地の年輩女性に聞くと親切に教えてくれた。県道に面した細い歩道を登り、防鳥網をかけた圃場の間を抜けていくと、神社へ登る石段に到達する。鳥居を過ぎると、すぐ左側の斜面にスギの巨木が立っていた。この幹回りは10m前後はあるかなと思うが、立て札などはなく、足場が悪くて測ることもできなかった。

 標高30mを超える小高い丘の上にある三木里神社の石段を登りきると、狭い境内ではあるが平らな土地と人々が集まる社屋があった。三木里神社など熊野灘に面したリアス式海岸沿いの神社の多くは高台に位置しており、歴史的に何度も襲ってきた津波の時には避難場所としても役立ってきたにちがいない。

 
(写真をクリックすると拡大します)
三重県尾鷲市三木里町三木里神社の大スギ
三木里神社の下から見た大スギ。幹の上部は樹皮がはがれて白く見える。
三木里神社の大スギの幹
三木里神社の大スギの太い幹には、しめ縄が張られている。 

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